Thomas Hengelbrock
トーマス・ヘンゲルブロック

ドイツ注目の若手指揮者。バロックから現代まで、宗教曲からオペラまで、器楽も声楽も広くこなす才人。「知られざる名曲」を甦らせて広める一方、人口に膾した有名曲をやっても、斬新な解釈とドラマティッシュな演奏でそれまでのイメージを一新する。

最初、ヴァイオリン奏者としてキャリアをスタートさせ、アーノンクール率いるウィーン・コンツェントゥス・ムジクスに参加してバロック演奏を身につける。1985年フライブルク・バロック・オーケストラ設立に加わり、97年まで指揮を担当。95〜99年ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン初代音楽監督。バロック・スタイルの演奏をオケに提供し、広いレパートリーを与えた事で知られる。
音楽を朗読、演技、舞踊など他の芸術と結合させるという自らの理想を実現する為に、ドイツを中心にヨーロッパ中から優れた若手ソリストを集め、91年バルタザール・ノイマン合唱団、95年同アンサンブルを結成。バルタザール・ノイマンは設計、彫刻、庭園を総合したドイツ・バロック期の建築家の名。様々なスタイルの演奏会で成功を収め、ヨーロッパ中の音楽祭で演奏している。特に96年シュヴェツィンゲン音楽祭とボン市立オペラハウスで、9人俳優からなるアーヒム・フロイアー・アンサンブルとの「視覚をともなうロ短調ミサ」の上演はテレビにも収録されヨーロッパ中で放映されたらしい。

93年にウィーン音楽祭でオペラ指揮者としてもデビュー。2000年からはウィーン・フォルクス・オーパー音楽監督、01年からはフェルトキルヒ音楽祭監督。

ヘンゲルブロックの録音

C・Ph・E・バッハ ハンブルク・シンフォニア協奏曲
アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)、ハンス・ペーター・ウェスターマン(オーボエ)
フライブルク・バロック・オーケストラ

大バッハの息子、カール・フィリップ・エマヌエルの名曲、ハンブルク・シンフォニア。さらにシュタイアー、ウェスターマンという名手を迎えてのチェンバロ、オーボエ両協奏曲。ヘンゲルブロックも第1ヴァイオリンで演奏。

H・パーセル The Fairy Queen、Dido and Aeneas、King Arthur、Abdelazerから器楽曲
フライブルク・バロック・オーケストラ

J・S・バッハ A・ヴィヴァルディ 序曲、シンフォニア、協奏曲
フライブルク・バロック・オーケストラ

E・アストルガ Stabat mater、F・デュランテ Magnificat、G・B・ペルゴレージ Confitebor
アン・モノイオス(ソプラノ)、バルタザール・ノイマン合唱団、フライブルク・バロック・オーケストラ

イタリア・バロック3巨匠のマイナーな宗教曲。合唱団の名演が光り、アンのソプラノもハイ・レベルでかなり楽しめる1枚。

J・S・バッハ ロ短調ミサ曲
バルタザール・ノイマン合唱団、フライブルク・バロック・オーケストラ

バッハの大作「ロ短調」を、新しい感性で瑞々しく描き出した超名演。オケ、合唱団ともに豪華キャストで気合いが入っていた。

J・V・ヴォリシェク 交響曲作品24、F・シューベルト 交響曲第1番
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン

F・カヴァッリ 歌劇La Didone
バルタザール・ノイマン・アンサンブル

A・ロッティ RequiemMiserereCredo
バルタザール・ノイマン合唱団、バルタザール・ノイマン・アンサンブル

イタリアの知られざる音楽家、ロッティを復活させた1枚。合唱団に新しいメンバーが増える。

Festa Teatrale Carnival in Venice&Florence
バルタザール・ノイマン合唱団、バルタザール・ノイマン・アンサンブル

多分イタリアのカーニバルをイメージした世俗音楽集。変わった楽器も使われていて独特の雰囲気を醸し出している。

J・S・バッハ(G・B・ペルゴレージ) Psalm 51 BWV1083
A・スカルラッティ&F・デュランテ 協奏曲

ペルゴレージのStabat materをパロディしてバッハが作曲した詩編51番。こんな曲があったとは、、、。

ヴェネチア サン・マルコ教会の音楽
バルタザール・ノイマン合唱団、バルタザール・ノイマン・アンサンブル

モンテヴェルディ、カヴァッリをはじめ、サン・マルコで活躍した音楽家の曲を集めた1枚。やっぱり合唱だんがウマイ。